◆“厄介者”が今「いまオオズワイガニなくして、生活はできません」
・調査員
「水槽の中には、おびただしい数のオオズワイガニがいます」
えりも漁協の加工場には、数えきれないほどオオズワイガニがひしめき合っている。ということは、今も漁師は困っているのか?
・えりも漁協 金子武彦参事
「いまオオズワイガニなくして、生活はできません。去年の春先は小さいサイズだった、どんどん大きくなってきて直売店では最低でも1000円、大きいもの1300~1400円。年末にかけてはさらに値段が上がるんじゃないかなと」
去年は200gほどだったオオズワイガニが、今年は500gほどまで成長。大きいものだと700gもあるのだ。そして去年まで獲っていた小さいカニは、4月から資源保護のため海に戻しているという。
・えりも漁協 金子武彦参事
「去年以上売れてます。2021年秋に赤潮が発生して、「真つぶ」が取れなくなった。その後オオズワイガニが大量に取れたので、今はオオズワイガニは救世主」

大きく成長したオオズワイガニは、ボイルして身をほぐしたものをインターネットで販売したり「ふるさと納税」の返礼品に選ばれたりするなど、今や、えりも町の特産品となっているのだ。さらに…!
・えりも漁協 金子武彦参事
「鳥取の業者の方が来て、えりものオオズワイガニを買って行って、鳥取の人たちに食べてもらうことを、いま現在も継続している」