ダマスカス市内にある病院の敷地内から増尾記者の報告です。
私の後ろに見えるのは、遺体が保管されている部屋です。ここには、アサド政権崩壊後に様々な場所で見つかった遺体が集まっていて、行方のわからなくなった家族がいないか、市民の方々が押し寄せ、遺体を確認しています。
遺体の中には、サイドナヤ刑務所に収監されていたものも含まれるということです。
遺体が安置されている部屋には、いずれも極めて痩せ細った12体の遺体がありました。
肩のあたりがあざのように赤黒く変色した遺体や皮膚の一部がえぐられているような痕。さらに法医学者によると、首や手首にはロープで結ばれていたような痕が残っている遺体もあったということで、拷問や処刑があった可能性を指摘していました。
シリアでは今も、アサド体制に批判的だった大勢の人の行方がわかっておらず、今後、遺体となって見つかる人が激増するとの指摘が強まっています。
注目の記事
「強く抱きしめると痛いのでは…そっとなでることしかできなかった」 顔には多数のあざや傷、血で固まった髪の毛 金目的で男3人に拉致、殺害された一人娘 【2007年・闇サイト殺人事件 前編】

県道から丸見えでも「タオルなし」“日本一恥ずかしい露天風呂” の正体 熊本県南小国町の満願寺温泉『川湯』

命を奪われる前夜の電話「たわいもない会話が、今では愛おしくてたまりません」20歳の大学生、飲酒ひき逃げで亡くなった…父親が手記

各地で急増する空き家 大牟田市で強制撤去前に火災も発生 撤去が進まない背景と課題とは

売春地帯から少女たちを救え 人身売買の実態…救出の一部始終、アジア各国から数万人の女性が毎年インドへ【報道特集】

「手相が変わる」ってホント? 運勢をみるだけじゃない!手相が示す健康状態と生活のクセ「医学」と「占い」それぞれの解釈









