同性婚を認めない民法などの規定は憲法に違反するとして、同性カップルらが国を訴えているいわゆる「同性婚訴訟」。
全国各地で判決が出る中、福岡高裁でも13日に判決が言い渡されます。原告のカップルは、社会の変化を感じています。
司法に、原告の思いと社会の変化は届くでしょうか。
沙智さん(38)と亜美さん(34)7年半前に交際スタート

福岡市に住む石橋亜美さん(34)と副島沙智さん(38)。

2人は7年半ほど前にSNSを通じて出会い、交際をスタートしました。
副島沙智さん「好きになった人がたまたま同性だっただけであって、それはおかしいから結婚は認めないと言われると、じゃあ一緒に生涯過ごしたいと思っていても別れて異性と結婚することが正しいんですかって私は思いますし」
2年前、当時住んでいた東京都で、同性同士のカップルを公的に認める「パートナーシップ宣誓」を行いました。

石橋亜美さん「いわゆるプロポーズ用のリングがあって、それと枯れないバラを1本というのを用意していたんですけど『これからも一緒に過ごしていこうね』という話をしていたんですけど『ああうんそうだね』という話をしてて、なんか刺さってないな、あれおかしいなって」
副島沙智さん「お店のスタッフさんからおめでとうございますみたいなことを言われたときに、『へっ』ってなって『あ、ごめん、これプロポーズ?』みたいな感じでね。未だに笑いのネタです」