村役場の職員に対してパワハラが疑われる行為をしていたとされる長野県宮田村の小田切康彦(おたぎりやすひこ)村長が12日、辞職を表明しました。

小田切村長:
「私の進退につきまして本日付けで辞表を提出しました。お騒がせしたことはお詫び申し上げます」

宮田村の小田切康彦村長は、午後2時から開かれた村議会で、辞表を提出したことを明らかにしました。

小田切村長をめぐっては、複数の職員に対するパワハラや、2年前の参院選で自民党の立候補予定者のチラシを、庁内の幹部会議で配布したことが公職選挙法違反にあたるとの指摘も出ていました。

小田切村長は、部下の信頼なければ組織は動かずという自らの政治信条に反する行為であり、調査結果を待たずに辞職を決断したと述べました。