JR東日本が移動・決済以外にもサービス拡充へ その狙いは?

良原キャスター:
移動・決済以外にもSuicaのデータを活用するとJR東日本は発表しています。

Suicaによる改札入出場の情報から、例えばタクシーの手配ができて、駅にタクシーが待機していたり、湯沸かしが手配されて家に着いたらお湯が沸いていたりする機能も広げていきたいということです。

また、購入した食材で健康状態に合わせた食事の提案など、ライフスタイルを網羅してくれるようになるかもしれません。

この狙いについて、元新幹線運転士でNスタプロデューサーの福岡大司氏は、「今後、人口減少が続き、鉄道利用者の伸びが期待できない中、『移動の先』にあるサービスもビジネスとして取り込もうとしている。移動の先には必ず『帰宅』『観光』『買い物』などがあり、Suicaを使って『生活』全体を支援していく方向性なのではないか」ということでした。

井上キャスター:
既に銀行事業もやっていますので、街づくりをどうしていくかということになりそうです。「どの企業がつくる街に住みたいか」という選択を迫られるようなるかもしれませんね。