“タッチなし”の「ウォークスルー改札」 JR東日本が2034年までに実施へ

良原キャスター:
JR東日本が12月10日に発表したのが、Suicaの“そのサキ”です。

現在は改札にSuicaをタッチをして入る仕組みですが、2034年までに“タッチなし”で改札通過が可能になる“ウォークスルー改札”を実施していくということです。

ベビーカーを持っていても、両手に荷物を持っていて手がふさがっていても、“タッチなし”で改札通過が可能になります。

どのように実現していくのかというと、JR東日本は位置情報などを利用する方針だとしています。

ITジャーナリスト三上洋氏は、「GPSの場合、屋外でも2~3メートルの誤差が出る。多くの改札がある屋内では誤差がもっと大きくなる」と話します。

三上氏は実現するために、スマートフォンのBluetoothなどの高速無線通信などを利用するのではないかと分析。「GPSに加え、スマホの近距離無線などの複数の技術を活用していくのではないか」ということです。

井上貴博キャスター:
もう少し早い時期にこういう世界になるのかと思っていました。現状、Suicaの利用上限は2万円なので、クレジットカードの方が楽だと思います。JR各社と、どこまで、どのスピードで連携していくのかも気になります。

ホラン千秋キャスター:
「ETCカードができるならもっと早くできてもいい」というような話もしていました。もちろんシステムは違うと思いますが、技術的に可能だとすると、スマホやSuicaを探す手間が無くなるのは良いですね。

井上キャスター:
券売機の初期投資のコストもゼロになりますし、その場所にお店も出店できますよね。