JR東日本が発表した「タッチレス乗車」。その狙いは単なる“スムーズな乗車”ではないようです。
多様化する自動改札 熊本では全国初“Suica廃止”も
良原安美キャスター:
電車を利用する際に使う自動改札は今、決済方法が多様化しています。

世田谷線を除く東急電鉄の場合、1つの改札にSuicaやPASMOなどの、▼ICカードをかざす部分に加え、▼紙の切符を入れるところ、▼事前購入によるQRコードをかざすところ、そして、▼タッチ決済対応のクレジットカードなどをかざすところなど、本当にいろんな決済方法に対応しています。

一方、熊本では11月16日から県内の路線バスと鉄道5社でSuicaなどの全国交通系ICカードの利用を廃止しました。これは全国で初めてのことです。
廃止の理由は、現在厳しい経営状況にある中で、2025年に決済機器の更新が迫っており、その費用が高いためだということです。
バス・熊本電鉄は現在利用可能な現金やローカルICカードに加え、2025年3月にはクレジットカード決済の導入を予定しています。クレジットカード決済の導入の方が決済機器の更新より安く済むそうです。