東日本大震災の津波で児童・教職員あわせて84人が犠牲になった宮城県石巻市の大川小学校の卒業生、只野哲也さんの1年を追いました。津波にのまれながら一命を取り留めた只野さんは、今年から交流が始まったJR福知山線脱線事故の被害者の男性とともに11月、講演会を開きました。只野さんに芽生えた思いとは。

2人の講演会を開催

只野哲也さん:
「あっという間に11月ですね。びびったんですけど」

只野哲也さん

石巻市の大川小学校の卒業生、只野哲也さん。11月3日、自らの経験を伝える講演会に登壇するため東京へと足を運びました。

小椋聡さん:
「おはようございます。あっという間にやってきましたね」

ともに講演会を主催する小椋聡さんは、2005年に兵庫県で発生したJR福知山線脱線事故の被害者の1人です。乗客と運転士107人が亡くなったこの事故で、小椋さんは2両目に乗車。足の骨を折る重傷を負いながらも一命を取り留めました。

その後、自らの経験を伝える活動をおよそ20年にわたり続けてきました。