「債権者と債務者」か「支配者と従う人」か

20日には、共謀したとされる和美被告が証言台に立ち、岡村被告との関係性について、「債権者と債務者のような関係」「借金の返済として、売春で稼いだお金を送金していた」と証言。

しかし、岡村被告が法廷で主張したのは真逆の関係でした。

岡村恵美 被告
「(和美被告は)逆らってはいけない人。支配者と従う人としか答えられません」

5800万円は「指示されて預かっていた」

20年以上前に当時の職場で出会ったという和美被告と岡村被告。

「ママ友」として始まった2人の関係について、岡村被告は和美被告が借金の返済をする中で大きく変わったと話しました。

岡村恵美 被告
「借金の返済について、言ってこないことなどを指示された。言うことを聞かなければ、家族を拉致したり殺害したりすると脅された」

そのうえで、和美被告が岡村被告の口座に送金した5800万円についても、「指示されて預かっていた」と主張。

また、犯行時に和美被告が使う服とバッグを準備したことや、和美被告をつぐみさんの自宅近くまで送迎したことについては、「すべて指示されたこと」「目的などを尋ねることは許されていなかった」などと話しました。

和美被告がつぐみさんから奪った通帳から引き出した現金を受け取ったことについては…

岡村恵美 被告
「返そうとしたが脅されて返却することができなかった」