10年前に香川県内で起きた交通事故で娘を亡くした母親が、高松市の高校で「命の大切さ」を訴えました。交通事故で一人娘を亡くした、秋山裕紀子さんです。

秋山さんは犯罪被害者の遺族として、講演活動に取り組んでいます。

娘は「危険ドラッグを吸った男」の車にはねられた

【画像①】

10年前、当時小学5年生だった秋山裕紀子さんの娘の実久(みく)さんは、下校中に軽乗用車にはねられました。運転していた男は、危険ドラッグを吸った状態でした【画像②】。

(秋山裕紀子さん)
「前から突っ込んできた暴走車にはねられて、その勢いで車体の下に体が入り込んでしまいました。とても大きな音で…」

【画像②】

「近所の方が飛び出て、娘を引き出してくださいました。でも、そのときには既に心肺停止でした。たまたま近くに住んでいた娘の同級生で救命救急士のお父さんが、非番でしたのですぐ対応してくださり、病院へ救急搬送してくださいました」

「時間は午後3時15分です。娘が事故にあったことを電話で聞いて、その事故現場に行きました。ちょうど救急車両に娘が乗って、今から病院に行くところだったので一緒に乗って、病院に行きました」

【画像③】