「かゆみ」のお悩み・疑問
弁護士 八代英輝:
対症療法ではない、かゆみが良くなる薬などはあるんですか?
玉城有紀医師:
皮膚科では、保険でできる「光線療法」というものがあります。
308ナノメーターという波長の紫外線を体にあてるんですね。発がん性の高い波長や治療効果の少ない波長の光をカットしているんです。
それを体にピッとあてると、皮膚の表面に伸びたかゆみの神経が落ちて縮まるから、かゆみを感じにくくなるという治療があります。
コメンテーター 中川翔子:
いつもここ(二の腕)がかゆくて、アレルギーの薬とかも飲んでるんですけど、カサカサになってきてしまって。疲れすぎるとアナフィラキシーみたいになっちゃって全身かゆくなってってことがあって、それこそ肝機能がおかしくなっちゃったりとかあったので、もうこれ以上どうしたらいいかわからないです。
玉城有紀医師:
濡らした包帯を患部に巻いて、乾いた包帯を上から巻く「ウェットラップ療法」というものがあります。
これには3つのいい効果があります。
一つ目が覆われてるので物理的にかけなくなります。
二つ目が、保湿クリームの浸透をよくする。三つ目が少しひんやりするので、かゆみを抑えてくれるんです。
コメンテーター 中川翔子:
長袖だから今ならできそうですね。
玉城医師は、「肌トラブルは、かかずに対策をすることが大切。あやしければ病院へ行く意識をぜひ持ってください」と話しています。
(ひるおび 2024年12月5日放送より)
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<プロフィール>
玉城有紀氏
二子玉川ファミリー皮ふ科 総院長
美容や肌トラブルに詳しい皮膚科専門医