中国電力の中川社長は10日、安全協定上、運転計画などに対する事前了解権を持つ原発立地自治体の島根県と松江市を訪ね、島根原発2号機について、営業運転再開の日程などを報告しました。
島根県 丸山達也 知事
「安全な運転に向けて課せられております(営業運転再開までの)検査、を厳格、慎重に行ってもらう必要がありますので、そういった対応をお願いをいたします。」
中国電力 中川賢剛 社長
「了解いたしました。」
中川社長は約13年ぶりに再稼働した島根原発2号機について、来年1月10日に営業運転を再開する予定だと伝え、今まで以上に緊張感を持って進め、丁寧な説明を行いたいと答えました。
島根県 丸山達也 知事
「(13年間を要したことは)一連の手続きとして私は必要なことだという風に思っておりますので、そういった意味では安全に運転をしてもらうということのために必要な期間だった。」
松江市の上定昭仁市長も、原発の稼働は市民の安全安心が大前提だと釘を刺しました。
松江市 上定昭仁 市長
「(営業運転再開などの)工程、先ありきではなくてですね、その場その場の状況に応じた形で、最も適切に対処して頂ければ。」
中国電力では、数日中に原発から30キロ圏内にある関係自治体の2県6市全てに対し同様の報告を行うとしています。