この課題を少しでも克服するため、施設の女性職員のほか、更生保護を支援する女性団体のメンバーが月に4回ボランティアで食事を手作りしています。

入所者は:
「おいしいです。あたたかさですかね、手作りなので」
「更生の手伝いをしてくれている、そういう気持ちを裏切らないように一生懸命やっていこうかなという気持ちになる」
ボランティア 山下由美子さん:
「人間て温かいご飯があれば良いって言うじゃないですか。あれ本当だと思うので、なにしろ温かいものを提供。それだけ」
同じ過ちを繰り返させないために。
様々な人の協力のもとに行われている社会復帰への支援はこれからも続きます。

川口洋 施設長:
「なぜここに来たのか、ここで何をしたのか、普通では この人はもうそういうこと(更生)は無理じゃないかという人もいます。山梨以徳会にも1年2年してまた来る人もいます。うちとしても断りませんから、もう一回やり直す最後のセーフティーネットだという気持ちで接しています」