“冬将軍”の到来で群馬県や新潟県などでは“ドカ雪”となりました。週末にかけ、さらに冷え込み、大雪となるところもありそうです。冬に起こりやすい「ヒートショック」のリスクや対策について解説します。

週末にかけ さらに強い寒気 日本海側 大雪への備えを

広瀬駿 気象予報士:
12日頃から“冬将軍”が本気を出して、さらに寒さが厳しくなりそうです。

▼日本海側は週末に大雪の恐れがあります。北海道も含めて警報クラスになる恐れもありますので注意が必要です。▼東京は13日に雨が降る可能性があるものの、週末までは冬晴れになるとみられています。ただ寒暖差は激しく、部屋の中でも寒暖差が生まれやすいので体調を崩さないように注意をしてください。

注意 入浴時「ヒートショック」 冬本番でリスク高まる

井上貴博キャスター:
何度もお伝えをしていますが、『ヒートショック』にご注意ください。『ヒートショック』は急激な気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。特に血圧が変化しやすい“冬の入浴時”には注意が必要です。

政府広報オンラインによりますと、入浴時の血圧は、▼室内は暖かい空間なので血圧は安定しています。しかし、▼脱衣所へ移動すると、寒い場所のため血圧は上昇、▼浴室は暖めていないと寒く、さらに血圧が上昇、▼湯船に浸かるとぽかぽかで血圧低下という変化が生じるということです。

ひなた在宅クリニック山王 田代和馬院長は「浴室のヒートショックが特に多い。脱衣所より寒い場合が多く、さらに間違って水のシャワーを浴びてしまうこともある。また湯船に入った瞬間は血圧が上昇しやすい」といいます。