山形県鶴岡市の小学校で今年度卒業する6年生が下級生へ舞を披露しました。
舞は地域の伝統芸能で、6年生から下級生へと地域の伝統がつながれていきます。
鶴岡市立東栄(とうえい)小学校では地域に古くから伝わる伝統芸能を学んでいます。

学校ではこの舞を短くアレンジし児童が伝承していく取り組みを30年以上続けています。
きょうは、これまで活動の中心になってきた6年生から下級生に踊りを引き継ぐ、発表会が開かれました。
「獅子頭を引き継いでください」

「今まで練習してきた中で一番カッコイイ全力の踊りをみせられるようにがんばります」

引き継がれた後は、1年生から5年生が6年生を前に舞います。
低学年は太鼓で舞(まい)のリズムを学び高学年になるにつれ太鼓を叩きながら舞う事を身につけていきます。

この活動を通して児童は、地域の伝統を学ぶとともに、伝える喜びや教える相手への思いやりを学んでいきます。

はじめて披露した1年生「5年生と合わせながらするのが楽しかった。5年生をみてがんばりたい」

獅子踊りを引き継いだ6年生「練習してきたことをいかしてできたのでよかった」

獅子頭とともに伝統の舞を引き継いだ下級生たち。
次は新一年生を迎える入学式で舞を披露し、伝統をつないでいきます。