「日系二世」が未来の世代に残したメッセージとは

写真家 宍戸清孝さん:
「ここにもいたし、多賀城の駐屯地にもアクネさんという方がいたし」

戦後、日系二世たちは通訳や翻訳係として来日、GHQによる占領行政にも深く関わりました。生まれ育ったアメリカと自身のルーツである日本。2つの国の間で戦争と差別に翻弄された「日系二世」多くの人がこの世を去っています。

写真家 宍戸清孝さん:
「これからは二世のメッセージを伝えていく作業かなと思います」

インタビューの最後、ダンさんが未来の世代に向けて語ったメッセージです。

日系二世元アメリカ兵 ダン・オカさん:
「私たち全員が、戦争が二度と起こらないよう懸命に働くべきです。全ての日系アメリカ人は自分たちの伝統を誇りに思い、そして、いまの場所をより良くするため地域社会で働くべきだと思います」

日系二世兵士について日本ではあまり語られることはありませんが、アメリカでは、資料館が整備されるなど後世に伝え続けようという取り組みが行われています。写真家の宍戸さんは戦後80年となる来年、写真展の開催を検討しているということです。