太平洋戦争につながった真珠湾攻撃から12月8日で83年です。当時、アメリカでは、日本人の親のもと生まれた「日系二世」と呼ばれた若者たちがアメリカ兵として戦地に身を投じました。戦争と差別に翻弄された日系二世兵士の葛藤に迫ります。
日系二世兵士を撮り続ける男性
日系二世兵士を撮影し続けてきた男性が仙台にいます。写真家の宍戸清孝さん(70)。13歳のとき、おじが勤める青森県の三沢基地で日系兵士に出会ったのがきっかけです。

写真家 宍戸清孝さん:
「アメリカの将校が日本人の顔をしていた。『なぜあの人は英語で話しているの日本人なのに』と聞いたら、『清孝は知らないな。彼はハワイで生まれた日系二世』というんだと」