特急サンダーバードの利用客の7割が京都駅利用

こうした中、開かれた与党プロジェクトチームの北陸新幹線延伸に関する整備委員会では、福井県の杉本知事や、営業主体となるJR西日本の長谷川一明社長から意見を聞き取りました。

会合で長谷川社長は現在、大阪・敦賀間を運行する特急サンダーバードの利用客のうち、およそ7割が京都駅を利用していると説明。

こうした現状を踏まえ、京都駅に近い「東西案」と「南北案」を念頭に置くことが望ましいと意見を述べたということです。

また、福井県の杉本知事は、大阪までの延伸が国土強靱化の上で重要な「国策新幹線」であるとの認識を示したうえで、着工条件の一つとなっている財源の問題を早急に解決するよう求めました。

福井県 杉本知事
「国策の部分については、もう国の経費・国費として負担をしていただきたい。もう1つあるのは、大都市圏に入っていくので工事費もかかり増しがある。そういったものへの地方負担に対する十分な配慮もお願いしたい」