良いことも悪いことも五分五分
島民:
「岸壁で釣りをする車、釣りをする人のところに船を寄せることでトラブルになるのが怖い」
「盗難防止や防犯対策を兼ねて橋に防犯カメラを」
町役場の担当者:
「町の方で検討した結果、来年度の予算で何とか防犯カメラ費を確保したい」

出島の酒井さんも、期待と不安のはざまで葛藤していました。
酒井実さん:
「開通すれば、人の行き来が多くなる。にぎわいはあると思う。それは確かだと思う。良いことも悪いことも五分五分だな」

女川町にとって40年来の悲願となる出島大橋の開通。島の人たちは、さまざまな思いを胸にその日を待ち続けます。

40年来の悲願の達成により、島民の暮らしは大きく変わることになりますが、出島大橋は女川原発で重大事故が起きた時の避難路としての役割も担っています。12月19日の開通式では航空自衛隊松島基地のブルーインパルスによる展示飛行も華を添える予定で、一般車の通行は午後3時からとなります。