やった方がいいのは分かっているけど、ついつい敬遠しがちな「筋トレ」。
日常生活の中で気軽に始められる「3秒筋トレ」を、西九州大学リハビリテーション学部の中村雅俊准教授に教わります。
「筋トレ」していますか?
街の人に聞いてみるとー
50代
「筋肉がなくなってるなと本当に思っている。重たいものを持てなくなってきたり、足が上がらなくなってきたり。」
70代
「私は60代から(筋トレを)始めた。もっと早く始めればよかったと思います。若い時ってなかなか気づかない。だって普通に動けるから。歳をとると普通に動かないから頑張らなきゃってなる。」
『ひるおび』で行ったLINEアンケート(7304人が回答)ではー
「筋肉量や筋肉の衰えについて日頃気にしているか?」という問いに対し、
はい・・・77%
いいえ・・・12%
どちらでもない・・・11%
一方で、「筋トレはしていますか?」という問いに「はい」と答えた人は28%。
気にはなるけどなかなかできていないという人が多いようです。
老後には貯“筋”が大切
そんな筋トレのハードルをぐっと下げるのが「3秒筋トレ」。
『たった3秒筋トレ』の著者で理学療法士でもある中村准教授は3秒で行う筋トレについて2022年に国際論文を発表。ニューヨーク・タイムズでも話題となりました。
中村准教授によると、老後に備えるには貯金だけでなく貯“筋”が必要です。

加齢に伴う筋機能の低下についてのグラフを見ると、筋機能のピークは2、30代で、運動しないと徐々に減っていきます。
病気や障害によって低下率が大きくなることで高齢期での健康寿命に大きな差が出るということが分かっています。