公益財団法人野球殿堂博物館は3日、「2025年野球殿堂入り候補者」を発表した。プレーヤー表彰ではこれまで発表されていた桑田真澄ら24人に加え、新候補者にイチロー氏など4人が選出された。エキスパート表彰には、掛布雅之氏ら18人に加え、岡田彰布氏と尾花高夫氏の2人が候補入りを果たした。
イチロー氏は、オリックスでプロ野球史上最長の7年連続首位打者を獲得、2001年にメジャーリーグのマリナーズに移籍、1年目でアジア人初となる首位打者、盗塁王を獲得、2004年にはメジャーシーズン最多となる262安打をマーク。1年目から10年連続でシーズン200安打を達成した。日米通算4367安打を放っている。
イチローは来年1月22日(日本時間)のメジャーでの殿堂入りも注目されており、日米同時での殿堂入りが注目される。
プレーヤー表彰は、現役を引退したプロ野球選手で、引退後5年以上経過した人でその15年間が選考対象。野球報道に関して15年以上の経験を持つ委員(約350人)が投票し、75%以上得票した人が殿堂入りとなる。エキスパート表彰は、現役を引退したプロ野球のコーチ、監督で、引退後6ヶ月以上経過していて、現役を引退したプロ野球選手で引退後21年以上経過した人が対象。殿堂入りした人(約40人)、競技者表彰委員会の幹事と野球報道年数30年以上の経験を持つ委員(約90人)が投票し、75%以上得票した人が殿堂入りとなる。