下関市内で交通死亡事故が相次いだことから、山口県は2日、県内全域に「交通死亡事故多発特別警戒情報」を発表し注意を呼びかけています。

下関市内では先月14日、乗用車がガードレールに衝突し運転していた82歳の男性が死亡しました。また、先月19日には、市道で74歳の女性が乗用車にひき逃げされ死亡する事件が発生。先月27日には国道でトラック同士が衝突し運転していた64歳の男性が死亡しました。

2週間のうちに3件の死亡事故が下関市で起きたことから、市が「市交通死亡事故多発警報」を発令。これを受けて村岡知事が県内全域に「交通死亡事故多発特別警戒情報」を発令しました。特別警戒情報が発令されるのは、今年2回目です。

県内の交通事故による死者数はおととい現在で、48人と、令和に入って最も多く、去年と同じ時期と比べて20人増えています。県では、夜間に外出する時、反射材の着用やライトの使用を習慣づけるなど、事故防止を呼びかけています。