自民党の猪口邦子参議院議員が住むマンションで起きた火事で、亡くなった2人は猪口議員の夫で、県立大学の初代学長を務めた新潟市出身の国際政治学者・猪口孝さんと長女だったことが分かりました。

長女とともに死亡が確認されたのは、猪口邦子参議院議員の夫で東京大学名誉教授の孝さん(80)です。

11月27日の夜に東京都文京区の猪口議員が住むマンションで起きた火事では、2人の死亡が確認されていて、孝さんと長女との連絡がとれていない状況でした。
火元は応接室とみられるということです。

孝さんと長女は火事の数時間前に別々に帰宅するのが確認されていて、第三者が外部から侵入した形跡はなく、警視庁は事件性は低いとみています。

新潟市出身の猪口孝さんは、国際政治学者として数々の業績を残し、2009年に開学した新潟県立大学で2017年まで学長を務めていました。