JRバス中国は29日、広島県内を走る路線バスのほとんどの区間で、来年2月1日から運賃を値上げする方針だと発表しました。
JRバス中国によりますと、来年2月1日から、上限の改定率を31.3%として、平均で約10~15%程度、運賃を値上げする予定だということです。
主な区間の現在の運賃と、値上げ後の運賃は以下の通りです。
▽広島駅新幹線口~平和記念公園(めいぷる~ぷ)現行220円→240円
▽西条駅~広大中央口 現行290円→330円
▽広島バスセンター~呉駅(クレアライン)現行780円→860円
値上げの理由についてJRバス中国は「乗務員等の担い手不足による賃金や労働条件などの改善と、燃料費・物価高騰による運送費用の増加が課題となっており、バス路線を維持するためには運賃への転嫁が避けられないため」としています。
路線バスの運賃を巡っては、広島市の公共交通活性化協議会が10月、現在広島市中心部で220円均一となっているエリアを拡大したうえで、2月1日に運賃を240円に引き上げる方針を発表しています。