(福岡管区気象台業務課 金山智教・課長補佐)「耐震性能の不足・老朽化が理由。海上保安部と測候所が同じ建物に入るので、防災拠点となることが有意義」

測候所が移転するのは、現在の庁舎からおよそ700メートル離れた国の合同庁舎。「津波避難ビル」の役割も担っています。

あいにくの空模様となった26日。新庁舎への移転の準備が着々と進められていました。

(Q.エレベーターはない?)
「ないです、次の場所にはあると聞いた」

気象の観測機器も引っ越しです。奄美市名瀬の気象データを日々観測してきた風向きや風速、気温や湿度をはかる機器を慎重に取り外し、それぞれ梱包していきます。

(福岡管区気象台業務課 金山智教課長補佐)「観測機器の移設はとても繊細な事業」

新庁舎に移された機器での観測は、27日から早速始まっています。