東京電力は28日、柏崎刈羽原発の7号機に続き、6号機にも来年6月に原子炉に核燃料を入れると発表しました。
原子炉に核燃料を入れる『燃料装填』は再稼働前に必要な動作確認の一環で、東京電力は6号機で来年6月10日に行う予定だと発表しました。

安全対策工事の完了に見通しがたったことが理由で、28日午後1時半、原子力規制委員会に申請しました。

7号機については今年4月に燃料装填を終えていて「再稼働に向けた技術的な準備は整った」としています。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】「東日本全体における電力供給の安定化に、6号・7号一体となって貢献してまいりたいと」

東電の計画発表に花角知事は…
【花角知事】「彼らは事業を進めたいでしょうから、しっかり安全を確認しながらやっていただきたいと」

一方、地元が再稼働を同意する前に核燃料を入れることについて、一部では不安の声も上がっていました。

【柏崎刈羽原発 稲垣武之 所長】「燃料を入れてからでないと健全性が確認できないという部分があるので、あくまで“燃料を入れる”というのは確認のステップ。そういうことはしっかり丁寧にご説明したい」

6号機の再稼働の時期について、東電は「未定」だとしています。