結婚を機に、山口県阿武町に移住しキウイ栽培に取り組んでいる男性がいます。就農して半年。家族でキウイの魅力を伝えたい。その奮闘ぶりを取材しました。

たわわに実るキウイ。阿武町奈古にある藤井にじいろ農園です。

ここに就農した徳永和哉さん、42歳。2024年4月からキウイ栽培の技術や知識を学んでいます。農園は妻・加菜恵さんの実家。加菜恵さんの両親から教わります。

藤井聖博さん富美子さん。温暖な気候を活かして45年ほど前にキウイの栽培を始めました。今では、阿武町は県内最大のキウイの産地となりました。15種類ほどあるキウイの見分け方や剪定方法などを伝授します。

藤井聖博さん
「これはもう必要ないから落としてやって養分を実のほうへ回してやる」
徳永和哉さん
「難しい勇気いりますよね、いるものじゃないかとかいるものを落としてしまったらどうしようとかですね見極めるのが」
藤井聖博さん
「失敗したらねえ、気にせんでもええ実が1個2個落ちてもええわ」

就農して半年。覚えることはまだまだたくさんあります。

徳永和哉さん
「必死ですよね必死です。親の代で終わってしまうのはもったいないというか、しのびないっていうふうに思ったのでそっからですかね」

妻・加菜恵さん
「不安はありました。主人は全く知らないから。言葉で言うのと実際にするのは全然違うじゃないですか、だから『いいよ』って言ったものの、本当に出来るのかなというのはありました」