石川県輪島市と志賀町で26日夜、最大震度5弱を観測したマグニチュード(M)6.6の地震。震源域の石川県西方沖では、専門家が10月、大きな地震に警戒を呼びかけていました。今回の地震と元日の能登半島地震との関連性や、今後注意が必要なポイントをまとめました。

Q. 今回の地震の特徴は?

地震そのものの規模が大きかったです。26日の地震の規模はM6.6で、2023年5月5日に珠洲市で最大震度6強を観測したM6.5の地震を上回りました。近年、石川県周辺で発生した地震と比較しても、2024年1月1日の令和6年能登半島地震(M7.6)、2007年3月25日の平成19年能登半島地震(M6.9)についで大きくなりました。

震源が沖合だったため、地上で感じる揺れの強さは輪島市と志賀町で震度5弱に留まりましたが、もし仮に震源が陸の直下だったら、震度6弱~6強の揺れになっていたと考えられます。

26日午後10時47分ごろの石川県西方沖の地震の震度分布