深刻、建設業界の若手人材不足

学生たちを後押しするのは建築・土木学生の就職を支援する東京のキャリア・ナビゲーションです。「TONKAN」は建設業界を志す若い世代の交流スペースをつくろうと、2021年に企画されたもので、東京や大阪などに次いで仙台が5店舗目となります。

キャリア・ナビゲーション 長嶋哲夫社長:
「自分たちが学校で学んだことを活かして、まずは体験できる場というのが第一につくったきっかけ。学生の経済面や場所の提供ということで役立てているのではないか」

キャリア・ナビゲーション 長嶋哲夫社長

建設業界は、時間外労働の規制強化に伴う「2024年問題」に直面するなど、人手不足が課題となっています。日本建設業連合会によりますと建設業の就業者数は、最も多かった1997年の685万人から去年には483万人とおよそ3割減少しました。

また、就業者数に占める29歳以下の割合12%に対して、55歳以上は36%と高齢化も進んでいます。

キャリア・ナビゲーションの長嶋社長は、いわゆる「3K」など、建設業界に対する負のイメージも、若者の就業者数の減少に影響しているのではと話しています。