「旅くじ」などの新たな旅行需要で“業界の停滞期”を乗り越える
やっと戻ってきたコロナ前の日常。航空業界が停滞したこの2年、ピーチでは新たな取り組みも始めました。その1つが『旅くじ』です。1回5000円で引ける旅くじのカプセルの中には行き先とそこまでの航空券が購入できるピーチポイントなどが入っています。SNSなどで話題となりこれまでに2万6000個以上を販売するヒット商品になりました。
(『旅くじ』を企画したピーチ・アビエーション経営企画室の小笹俊太郎さん)
「本当にスタッフも含めて下を向いてしまうような時期が長かったのですけれども、こんな時だからこそ新しいことにいろいろチャレンジして気持ちを上向きにしていくのが大事ではないかなということで。10年前に航空業界に風穴を開けた存在として、我々としても常にユニークな発想をしながら皆さんのテンションを上げていくようなお手伝いができたらいいなと」
これまでチェックインの機械を段ボール製にしたり、デパートだった場所をオフィスとして再活用したりするなど、徹底したコスト削減で格安を打ち出し人気を博してきたピーチ。コロナ禍を経て始めたのが空港のない街である京都府京丹後市と提携して新たな旅行需要を生み出す取り組みです。
(ピーチ・アビエーション経営企画室 小笹俊太郎さん)
「海外の方にたくさんもう一度日本に来ていただく。大都市だけではなくて、今後は例えば空港からさらに遠いディープなローカルの場所とか、そういう所にも注目していただけるような施策もできたらいいなと思っています」