文化振興の功績をたたえる「山口県文化功労賞」の表彰式が26日、県庁でありました。



「県文化功労賞」は、創作活動や文化財の保護など文化の振興に顕著な功績のあった人や団体をたたえるものです。

今年度は、9人と1団体が受賞しました。

山陽小野田市の児童文学作家・村中李衣さんは、発表した作品が多くの賞をとっていて、刑務所で絵本を使った教育プログラムづくりにも力を入れてきました。

文化芸術功労者/児童文学作家 村中李衣さん
「文学を書いていくのはコスパもタイパも悪い仕事なんですけど、子どもたちと歩むためには、この不器用な道が私には似合っていると思って進んでいます」

長門市のサバー送り保存会は、江戸時代から続いている豊作を願う地域の伝統行事「北浦地方のサバー送り」を維持・継承してきた功績が評価されました。

文化財保護功労者/サバー送り保存会 上田久充 会長
「大変名誉なことと思っているのと同時に、とにもかくにも絶やさないように努めていくプレッシャーも感じています」



県文化功労賞はこれまでに、206人と25団体に贈られました。