長崎県内の景気について日銀長崎支店は「緩やかに回復している」と17か月連続で判断を据え置きました。

日銀長崎支店が今月公表した県内の金融経済概況によりますと、「個人消費」や「観光」など景気を判断する7項目全てにおいて前回判断を維持し、景気全体では17か月連続で「緩やかに回復している」と判断しました。

中でも「観光」では、長崎市の端島を舞台にしたドラマの影響で観光客数が増えたことや、長崎スタジアムシティのイベント効果などで、県内の主要なホテルや旅館の宿泊者数や観光施設の入場者数が増加傾向にあることから「増加している」と前回の判断を維持しています。


先行きについて日銀長崎支店は、企業の人手不足感の強まりと物価上昇による影響のほか海外経済の動向を注視する必要があるとしています。