(岩井直路 先生)
「湯船につかる、それもあまり熱すぎない温度38℃から40℃、高くても41℃、そういうお風呂に10分とか15分入ることによって体に良い効果が表れます」

しかし冬は入浴中の事故に注意が必要です。

(岩井直路 先生)
「入浴中の事故って実は多いんです。交通事故の死亡者より多い」

消費者庁によると特に高齢者の入浴中の死亡者数は高い水準で推移していて、近年では交通事故による死亡者数よりも多くなっています。
そして入浴中の事故は、11月から4月までの冬季を中心に多く発生しています。
その理由は…

(岩井直路 先生)
「寒いからですね。ではなんで寒いと事故が多いのか」

気温の急激な変化によって血圧が上下し、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞などの重大な疾患を引き起こす「ヒートショック」のリスクが高まるからです。
岩井さんは次のようなヒートショック対策を呼びかけています。

(岩井直路 先生)
「脱衣所と居間、その直前までいた居間の温度差をなるべく少なくしてあげる。できれば10℃以下にしてここも温めておくということですね」