■命を守る行動を 大雨による危険分布❝キキクル❞


ホランキャスター:
気象庁のホームページに皆さんのお住まいの地域や身近な場所にどのような危機がどれくらい迫っているかというのが一目でわかる「キキクル(危険度分布)」というページがあります。


こちらには土砂災害や浸水、洪水など現在地の危険度がレベル別にわかりやすく色分けされてリアルタイムで知ることができます。

▼黒 レベル5「災害切迫」
▼紫 レベル4「危険」
▼赤 レベル3「警戒」
▼黄 レベル2「注意」
▼白(河川は水色)レベル1「今後の情報等に留意」


黄色、赤、紫、黒と色が濃くなればなるほど、災害が差し迫っていることを示します。この危険度が黒色のレベル5になりますと、災害が切迫している、あるいはもう既に発生していると考えなくてはなりませんので、皆さん紫の段階で必ず避難を終えてくださいというものなんです。皆さんのお住まいの地域、それから働いている場所、どれくらい今危機が迫っているのかというのをぜひ確認してみてください。

井上貴博キャスター:
これまでの歴史を紐解いても類を見ないほどの強さのまま上陸した台風ですが、もちろん被害は出ました、現在進行形です。けれども、いかに早く避難をすることが身を守ることに繋がるのかということも証明されたかなと思います。

スポーツ心理学者(博士) 田中ウルヴェ京氏:
本当にそうですね。避難のためにはデジタルの情報と、昔ながらのアナログの情報、両方を活用することが大事だなと改めて思います。例えばアナログの情報は自分の目視ですね。周りであの看板は倒れそうかもしれないとか、あのお隣さんの崖は少し危ないのかもしれないという、自分の周りの情報を自分で考え、そしてご近所さんと一緒にどのように避難をするか、どこに逃げるのが大事か。事前に話し合うことは大事ですね。