気になる 直木賞作家の手帳

山内キャスター:
そして直木賞作家・永井さんにも、使っている手帳を持ってきていただきました。

永井紗耶子さん:
これはネタとか、思いついたこととか取材したこととかを書いておく手帳です。

山内キャスター:
中身を一部フリップにさせていただきました。絵がお上手なんです。これは何を描いたんですか?

永井紗耶子さん:
これは徳川家康と豊臣秀吉ですね。展覧会を見て、コラムのようなものを書くときに、ちょっと絵を添えましょうということになって、描きました。

山内キャスター:
さらに、他のページを見ると…ネタ帳にあたるんでしょうか?

永井紗耶子さん:
これはタイトルを考えていたときに気になるフレーズを書いたもので、古典の道成寺とか、能楽とか、紀貫之の歌とか、気になっているものを書き散らして、その中から気になるキーワードをピックアップしていって、最終的に全然ここにない「華に影」というタイトルになりました。

日比キャスター:
書くことによって思考の軌跡が残るので、頭の中も整理されますよね。
改めて、プライベートが雑だということが今回ばれてしまいました(笑)。反省したいと思います。

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<プロフィール>

永井紗耶子さん
「木挽町のあだ討ち」で第169回直木賞受賞
歴史・時代小説家 過去に新聞記者の経験も