朝倉では柿の被害が深刻

名産の柿が収穫期を迎えている福岡県朝倉市でも、ここ数年で増えた野生のイノシシやシカに農家は頭を抱えています。

柿農家 仲山一郎さん「ここ、こんな風にして枝が折られてる。あっちもですよ。ここもここも」Q.ここに届くんですかね?「そうでしょうね、こうやって飛びついて。こんだけ太いけん、けっこうな」
朝倉市の山間部で柿を栽培している仲山一郎さんです。
収穫時期を迎え今週、柿山に入ると、枝が10本以上も折れていたといいます。
被害を聞いてこの日、地元の猟師が柿山を見に来ました。

猟師「体をこすってからまたがってきよる。あそこも来よるもん」
木の根元や葉に付いた泥などからイノシシの通り道を見定めます。
70年で初めて「わな」設置
この日、3つのわなを仕掛けましたが、仲山さんの柿山ではこれまでわなを設置することはなかったといいます。
仲山一郎さん「うちの父が大学生の時に植えたって言うけん、もう70年前から」Q70年、イノシシ被害はずっとあるんですか?「いやいやいや、ここ2~3年前からですよ」