施設の統廃合などで利用しなくなった市の備品を再利用してもらおうと、岩国市はフリマアプリ「メルカリ」のサービスを利用したショップを開設しました。



三角定規、天体模型に人体模型…ことし3月に廃校になった岩国市の美和東小学校にあった備品です。



福田良彦 岩国市長
「メルカリショップをですね、公開をさせていただきます。どうぞ、開設です」

20日、岩国市のメルカリショップにおよそ40点が出品されました。

福田良彦 岩国市長
「率先してリユースに市役所が取り組むということで、職員はもちろんでありますが、市民の皆様にもリユースに対して関心を広げてもらいたいなと思っております」



自治体のショップ開設のうち、岩国市は全国で50番目、県内では周南市に続いて2例目です。

自治体が出品する品物はしっかりしたものが多く、現地で引き取りのため価格も安いとあって人気だそうです。

メルカリ 経営戦略室 伊藤亮太 政策企画参事
「これは社会貢献であったり、地域の活性化というところに一役買えればという、そういった取り組みだと私は認識しております」

各部署で円滑な取り引きができるよう職員向けの手引きを整備し、ショップの売り上げは一般財源として活用することにしています。