萩市の写真家・下瀬信雄さんが、地域文化の振興に功績のあった個人や団体をたたえる、地域文化功労者表彰を受賞しました。

京都市で20日、表彰式が行われました。この表彰は、全国各地で芸術文化の振興や文化財の保護に尽力するなど、地域文化の振興に功績のあった個人や団体をたたえるものです。萩市の下瀬信雄さんは、長年にわたり写真家としてすぐれた活動を行い、地域文化の振興に貢献したとして芸術文化の分野で受賞しました。
下瀬さんは、東京総合写真専門学校を卒業後、1967年に萩市の実家の写真館を継ぎ、ふるさとの風土や暮らしに目を向けた写真を撮り続けています。2005年には伊奈信男賞、2015年には、土門拳賞を受賞しました。
地域文化功労者表彰 写真家・下瀬信雄さん:「好きなことをやってきた、それが評価されたので、これを忘れずに今までやってきたことをもっと深く突き進めていけたらいいと思う」
周南市の三作神楽保存会も、文化財保護の分野で受賞しました。

今年度は、全国で芸術文化の分野で61件、文化財保護の分野で36件の受賞となりました。