滋賀県と岐阜県にまたがる伊吹山。そのふもとから9合目を結ぶドライブウェイで、“違反行為”が横行しているとMBSに情報提供がありました。伊吹山には国の天然記念物「イヌワシ」を撮影しようとカメラマンが集まってきますが、立ち入り禁止エリアから写真撮影をする人が後を絶ちません。専門家はこうした状況に、イヌワシが繁殖しなくなるおそもあると危惧しています。さらに、取材に対して逆ギレする人も!?

カメラマンたちのお目当ては幻の鳥『イヌワシ』

 滋賀県の最高峰、伊吹山。琵琶湖を望む日本百名山の1つです。標高1377mの山頂近くまで続く伊吹山ドライブウェイは、紅葉シーズンの今、車に乗りながら全長17kmにわたって鮮やかな景色を楽しめます。そんな絶景スポットで憤マンしているのが、伊吹山で自然保護活動をする須藤明子さんです。怒りの矛先は…

 (須藤明子さん)「イヌワシを目当てに全国からカメラマンが集まってきて、とにかく『マナーを守りましょう』っていうことでずっとやってきたんですが、どうにもならないと」
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 カメラマンのルール違反が横行しているというのです。取材班が現場に向かってみると、ガードレールの外側に15人ほどの集団が。三脚を立ててカメラを構えています。

 彼らのお目当てが、国の天然記念物「イヌワシ」。国内に約460羽しか生息していないとされる“幻の鳥”ですが、伊吹山は遭遇率が高く、日本屈指の撮影スポットとして全国からカメラマンが集まってくるのです。