30年据え置いていた運賃を値上げへ
交通局は、市バスの経営状況を知ってもらおうと、営業係数の一覧を車内などに掲示するほか、ニーズに合わせたダイヤ改正をして、利用されやすい環境づくりに努めるとしています。

一方で、これまで消費税を除き、30年据え置いていた運賃を、2026年10月から7%以上値上げする予定です。
仙台市交通局輸送企画課 佐々木隆課長:
「ある程度、悪天候の中でも確実に乗客を運ぶため、極力ダイヤ通りに運行していることがメリット。公共交通として、市民の皆様の足を確保していく役割を果たしていくためにも、あと1回のご利用をぜひお願いできればと」

市民の足として欠かせない仙台市バス。利便性の向上や利用促進を図りながら経営改善を目指すことが急務となっています。
交通局は、利用者促進のため、学都仙台フリーパスや都心バス均一運賃を導入するなど、市バスを利用するきっかけづくりに取り組んでいます。また、12月1日までの間、同一区間で大人1につき小学生2人まで無料で乗車できる試験的な取り組みも行っています。