仙台市の路線バスは、昨年度まで4年連続、全ての路線で赤字となっていて、厳しい経営状況が続いています。利用者の減少が要因で仙台市交通局は、再来年に値上げする方針を示しています。市バスの現状と課題を取材しました。
赤字路線の現状は…
仙台市宮城野区岩切にある市バスの余目停留所。平日午前9時過ぎ、3人が乗り込みました。沿線には病院やスーパーなど生活に欠かせない施設がある余目線。しかし、終点の陸前高砂駅までおよそ20分の運行でこの便の利用者は6人でした。その次の便も4人に留まりました。

利用者:
「(利用するのは)病院に行く時だけ。あと買い物」
「毎日ではないが、パートに週4日行っているので、その時間は必ずバスに乗っている」