福岡県内では推定131人
福岡県が2022年度に実施した調査によりますと、県内のヤングケアラーは推定で131人。
しかし、子供自身がヤングケアラーということを認識していないことも多く、支援を必要とする子供や若者はもっと多いことが考えられます。
支援に課題も

また、福岡県が2年前、自治体にヒアリングしたところ、ヤングケアラーの実態を把握するための課題にあげられたのは、
(1)家族内のことで問題が表に出にくい。
(2)関係機関からの情報量が十分ではない。
(3)子供の意向確認や調査する技術、さらに人員が不足している。
(4)ヤングケアラーに該当するのか判断が難しい。などとなっています。

こちらはケアに費やしている時間をまとめたグラフです。
今年6月の法改正では「家族の介護その他の日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子どもや若者」と定義されましたが、何を持って「過度」と判断するのか基準があいまいで分かりにくいといった声も上がっています。