学業や友人関係・就職にも影響が

本来大人が担うはずの家事や家族の世話などを日常的に行う「ヤングケアラー」。
自分の時間が取れなくなり、学業や友人関係・進学・就職などに影響を及ぼしたり、心身が疲労したりするおそれが大きいのが実情です。

もって生まれた能力を十分に伸ばして成長できるように保障されるべき子供の権利が損なわれてしまうのです。

小学6年生の6.5%がヤングケアラー

厚生労働省が実施した実態調査によりますと「世話をしている家族がいる」と回答したのは、
小学6年生で6.5%
中学2年生で5.7%
高校2年生で4.1%
大学3年生で6.2%

中学2年生の17人に1人、高校2年生の24人に1人がヤングケアラーであるという実態が浮かび上がりました。

中には、自分がヤングケアラーであることに気付いていなかったり、一人で悩みを抱えこんでしまったりする子供もいます。