“購入を頼まれた”は起訴前になかった説明…検察官「言わなかったのはなぜ?」

おそらく最後に取っておいたのだろう。検察官は切り札として、そもそも “野﨑さんから覚醒剤購入を頼まれた” という説明を、起訴前の取り調べで須藤被告が一切していなかった点を突いた。
検察官「野﨑さんから頼まれたと言わなかったのはなぜ?」
被告 「言ったらどうなるか分からないから」
検察官「というのは?」
被告 「現にいまこうして、(覚醒剤の本物ではなく結果的に)氷砂糖を買っても逮捕・起訴されているわけですから。当時から殺人者扱いでしたし、怖くて言えませんでした」
「検事の中にストーリーがあるから、何を言ってもダメだなって」