「生理痛放置するとリスク高まる」
産婦人科の医師は「生理痛の症状を放置すると、子宮内膜症が進行するなどリスクが高まる」と話します。

総合母子保健センター愛育病院 百枝幹雄院長「(子宮内膜症は)生理痛の原因として一番多いものなんですけど、生理痛を放置していることによってだんだん進行していく病気なんですね。(子宮内膜症が進行すると)だいたい4割くらいの方が不妊になる。(子宮内膜症が卵巣にできた場合)9倍くらい内膜症がない人に比べて卵巣がん率が上がるということが分かっていたり、心臓血管系の病気が増える」
「不調抱えて働くと企業側にも影響」
従業員の健康問題を経営的な視点で考える「健康経営」にも詳しい百枝院長は「従業員が生理での不調を抱えながら働くことによって、作業効率が落ち、企業側にも影響が生じる」と指摘します。
総合母子保健センター愛育病院 百枝幹雄院長「だいたい1年間に月経のトラブルによってロスしているものが、4000億円とか、ものによっては6000億円とかいろんな試算があるんですけど、そのレベルのことが起こる」
生理休暇を巡る新たな動きは企業だけではありません。