昨年度、青森県の機関に寄せられたドメスティック・バイオレンス=DVの件数は1500件を越え、過去最多となりました。このうち、女性に対する暴力をなくすためのパープルリボンキャンペーンが12日から展開されています。

青森市のアスパムでは、12日の午後5時から紫色にライトアップされています。
これは女性に対する暴力根絶のシンボルである「パープルリボン」にちなみ、男女共同参画センターが中心となって展開しているもので、DVの被害者に対して一人で抱え込まず相談してほしいと呼びかけています。
県によりますと、昨年度、配偶者暴力相談支援センターなどの県の機関に寄せられた「DVの相談件数」は1563件で、前の年度より150件以上増え、過去最多となっています。
相談は配偶者や交際相手からの身体的・精神的な暴力などで、相談件数のうち98.9%が女性からの相談でした。
県は、相談件数の増加は被害者が相談しやすい環境を整え、周知・啓発を図っていることを一因としています。
被害者からの相談などは内閣府の「DV相談ナビ」#8008に連絡すると近くの配偶者暴力相談支援センターにつながります。