地震や台風などの自然災害だけではなく新型コロナウイルスやロシアによるウクライナ侵攻のニュースを見て防災への意識を高めている人も多いのではないでしょうか。国際災害レスキューナースの辻直美さんに防災ついて話を聞きました。

災害用には「食べ慣れているもの」をちょっと多めに備蓄

――災害時の食事の面について大事なことはどんなことでしょうか?
「皆さん災害用の備蓄をされていると思うんですけど、普段食べ慣れないものを食べても元気になれないので、いつも食べているものをちょっと多めに備蓄するということをおすすめしています。その方がたぶん味も慣れていますし、元気になれる。日常を取り戻すことが災害が起きたときには大事なことです。例えばインスタントラーメン、駄菓子、レトルト食品もいいと思います。私はレトルトをそのままパスタにかけたりせずに調味料として、例えば炊き込みご飯にしたり、スープにしたりして使っています」