快適に眠れる『ゴールデンエッグバランス』

ますと、『ゴールデンエッグバランス』と呼ばれる人が快適に眠れるバランスがあるんですね?
「真っ平らになるよりも、頭側を30°足側を45°上げる。この角度の方がお腹の緊張がとれて、腰の負担が少ないというふうに言われています。皆さん不安だと横になって丸くなって寝ているんですね。そのときの角度って実はこの形を自然にとっています。ただ、横になっていると片方の面が痛くなるので、座布団やカバンなどあるものを使って立体的にこの角度をとります」

――体の位置など眠るときのポイントは何かありますか?
「角度をつけたときに、お尻をかなり下の方にくっつけていただくことがポイントです。角度をつけると腰やお尻を真ん中にしがちですが、腰から太ももの裏、膝の後ろ、そしてふくらはぎが密着していることが大事です」

――そして防災の“万能選手”として辻さんが挙げていらっしゃるのが『PPG(ペットボトル・ペットシーツ・ゴミ袋)』です。ペットシーツとゴミ袋はわかりましたが、ペットボトルはどんな役に立つんですか?
「ペットボトルはそのままお水として飲むことができますが、災害時には停電などで『ブラックアウト』といって真っ暗になります。そのときに懐中電灯をつけても、一方向にしか灯りがつかないので部屋があまり広く明るくならない場合があります。水が入ったペットボトルを懐中電灯にあてるだけで、ほわっと明かりが広がってとても明るくなります。子どもたちはなぜかペットボトルを逆向きにして置くことが多いんですね。そうするとキャップの色が映って、プラネタリウムみたいなことして遊ぶ子もいます」

(上記の記事は今年3月11日に放送された毎日放送「よんチャンTV」を基に作成した記事を再構成して掲載しております。)