これまでの不調は “極度の貧血” からだった

体調が悪い中、学校生活と芸能の仕事をこなす日々を送っていたある日、母親が友寄さんの脚に触れただけでアザができたのです。もともとアザがつきやすい体でしたが、改めて見ると脚の至る所にアザが増えていました。

次の日。ドラマの撮影中に鼻血が止まらなくなりました。

タレント 友寄蓮さん
「両方の鼻から鼻血でてるよ!とスタッフから指摘されました。このときの鼻血はいつもと違って、水っぽいようなサラサラとした感覚でした。30分以上も止まらず、ついに起き上がれなくなり、その日は撮影途中で病院へ行きました」

よく知る小児科で受診し、採血検査をした結果、芽球(白血病細胞)が33%でした。芽球の数が増殖すると、正常な血液をつくることができなくなるため貧血になったり、血小板が減少し、出血が起こりやすく血が止まりにくくなったりします。

骨髄中の芽球の数が20%以上になると急性白血病と診断されるのです。

友寄さんはすぐに大きな病院に紹介され血液内科を受診。「急性リンパ性白血病」と診断されました。これまでの不調は極度の貧血状態が原因だったのです。