※この記事には性被害に関する表現・記述があります
「ストレスが掛かる状況だからといって、オナニーのために小さい子のパンツを盗むことを、普通の人はやらない。性欲というのはなおらないが、どうしていくのか」
松山地裁41号法廷。窃盗などの罪に問われた22歳の男の裁判が行われていた。被害額は、およそ400円。被告の証人として出廷した父親へ、裁判官が問い掛けた。

裁判を通じて見えてきた事件の背景、そこには繰り返された過去の過ち、仕事へのプレッシャー、そして保護司との不和があった。
【この記事は前編・後編の前編です】